医薬品事業・医療機器事業・医薬部外品事業

当社は蛋白質を合成・分解・変成などを行うことで、アレルギー性鼻炎と感染症を専門とする、ハイブリッドバイオ企業です。
光触媒の技術を応用し、素材を繊維に配合することで、治療薬のみならず予防 , 診断医療品などに応用しています。

<パイプライン>
分類 領域 対象疾患 剤形 医薬品/医療機器 治験コード 提携 地域 基礎研究 非臨床 臨床試験 承認審査
第Ⅰ相 第Ⅱ相 第Ⅲ相
A1 アレルギー アトピー性皮膚炎 クリーム 医薬品 HAT -05 自社  日本 
A2 アレルギー 喘息 吸入 医薬品 HAT -06 自社  日本 
A3 感染症 新型コロナウイルス感染症 注射 医薬品 DRCYO 01  日本 
A4 感染症 新型コロナウイルス感染症 体外診断
医薬品
抗体診断 DRCYO 02  日本 
A5 感染症 新型コロナウイルス感染症 体外診断
医薬品
抗体診断 DRCYO 03  日本 
A6 感染症 新型コロナウイルス感染症 体外診断
医薬品
抗体診断
(マスク型)
DRCYO 04  日本 
分類 領域 対象疾患 剤形 医薬品/医療機器 治験コード 提携 地域 基礎研究 非臨床 検索試験・検証試験 承認審査
B1 アレルギー   季節性アレルギー性鼻炎  シート   医療機器   HATV -03 自社 日本
アメリカ
B2 アレルギー 通年性アレルギー性鼻炎 シート 医療機器 HAT -04 自社 日本
アメリカ
B3 感染症 褥 瘡 シート 医療機器 HAT -10 自社 日本
B4 感染症 皮膚炎 シート 医療機器 HAT -11 自社 日本
<治験受理>
C1季節性アレルギー性鼻炎重症治療シート
C2季節性アレルギー性鼻炎中等度治療シート
<スギ花粉・抗原(Cryj)>

スギ花粉は、約39μmの直径を持つ球形粒子であり、エアロゾルとしては粗大粒子(粒子径>2.5μm)に分類される。その構造は、パビラと呼ばれる角状突起を持つ花粉粒子本体に、直径0.1~1.0μmのユービッシュ小体と呼ばれる粒状物体が付着したものとなっている(Fig,1-1)

出典:「吸入性アレルゲンの同定と対策」 メディカルビュー社

スギ花粉症は、スギ花粉そのもによって引き起こされるのではなく、花粉中に含まれる主要な2種類のタンパク質Cry j 1とCry j 2によって引き起こされる典型的なアレルギー疾患である。Cry j 1とCry j 2は(Fig,1-3)、いずれも塩基性のタンパク質であり、分子量も共に40kDa前後であるが、Cry j 1(分子量44kDa,41kDa)は花粉表面のユービッシュ小体(粒経約0.7μm)や花粉外膜に主に存在し(Miki-Hiroshige et al..1994)、Cry j 2(分子量約37kDa)は花粉内部のデンプン粒を含む色素体内に局在している。(中村ら.2004)、その含有量はCry j 1の1/2~1/10程度である(斎藤真己ら,2003)。

出典:論文「スギ花粉アレルゲンCryj1、Cryj2の 室外及び室内の飛散挙動に関する研究」